2012年9月29日土曜日

武装錬金3巻の超常選民同盟の展開は非常に良かった。


武装錬金 3 (ジャンプ・コミックス)

北関東一帯を勢力下にしているホムンクルスとその信奉者の集団。LXEは“the League of eXtraordinary Elects”の略で、作中では「超常選民同盟」とも名乗っている。複数の核鉄を保有しているがDr.バタフライが一括管理しており、必要時に貸し出される形態。武装錬金の登場人物 - Wikipedia

 

毎日、ちょっとずつ、読んだり読まなかったりしてますが、3巻からの新展開は、非常に良かったですね。最終的に、打ち切り終了のマンガなので、その考察も、次期に必要ですが・・・。

2巻まで最強の存在だった、人間型ホムンクルスを一般化することで、バトルの基礎レベルを高めた上に、『パピヨン』が持ってない力も出しながら、パピヨンの立ち位置的な特殊性を出しながら、一枚岩じゃない感じも出しながら・・・。

まだ、そこまで読んでないですが、作中で一番、キツイ境遇とも思える、あの姉弟も出てくる巻です。

さらに、このシリーズは、物語のメーンに関わってくる重要人物が出てきたり・・・。そこで思うのは、武装錬金は、人間VS人間の闘いであり、また、絶対的な『悪』は、登場しなかったような・・・。

その辺りが、全10巻という短い目(でもベストな巻数)で終了した辺りなのじゃないかな?と思いました。

また、後、7巻ありますし、3巻も、まだ、途中なのですが・・・。

2012年9月23日日曜日

武装錬金の打ち切りには武藤カズキの共感の問題があるのじゃないか(1巻を読んで)。


武装錬金 1 (ジャンプ・コミックス)

武藤カズキに関して。
本編の主人公。12月1日生まれ。身長170cm、体重59kg。血液型O型。かなりの熱血漢・正義漢で、人好きされやすい明るく朗らかな性格の少年。いわゆる「天然ボケ」で後先を考えない一面もあり、周囲の失笑(もしくはツッコミ)を買うこともしばしばであるが、「四バカ」の一人としてクラス内ではムードメーカー的な存在である。【中略】パピヨンから「偽善者」と言われるほど誰かを守るために自分を投げ出す強さを持ち、たとえそれが敵であろうとも情けをかけ、時に自らの命を賭けて救おうともする。とはいえ、元はごく普通に暮らす高校生の少年であり、守るべき日常から離れた孤独な戦いにおいては弱さと脆さを見せることもある武藤カズキ - Wikipedia

 

私は、武装錬金という作品がバッキバキに好きで、当時は、はまりまくっていたので、打ち切りに終ったことと、赤丸で完結したことは、一種のレジェンドだと思っていて、今もそう思っています。

しかし、読み返してみると、主人公の武藤カズキに対して、共感するのが難しい。勿論、最終話に近づくにつれての「弱さ」の部分には、共感できるのですが・・・。

思えば、彼が戦いの世界に入るキッカケとなった、津村斗貴子さんは、その幼少期の壮絶な体験から、戦う理由が明確で、共感できます。

そして、本作のダークヒーローであるパピヨンこと蝶野攻爵氏は、彼の不遇な境遇や、運命に抗おうとする意志も共感できます。悪役ながら。

その2人に対すると、日常にいた少年が、戦いの中に巻き込まれていくという部分が、非常に難しかったのじゃないか?と思いました。ライナー・ノーツにも書かれているのですが・・・。果たして、戦う力を得た時に、妹や友達を守るために、命を張れるか?という部分。現代の世界感だからこそ、難しいと思いました。

例えば、主人公が、本当に嫌々に巻き込まれて、その中で精神的に成長していくとか、武装錬金が、槍じゃあなくて、銃だったりしたら、ちょっと、その辺りのニュアンスが違ったのじゃないかな?とか思いました。

まぁ、勿論、私の読解力が追いついてないのと、好みの部分が50%くらいは締めますが、1巻の時点でパピヨンが登場すると、熱い気持ちになれるのが、実は、パピヨンが好きだったのじゃないかな?と思えたり。

 

 

彼は、ダークヒーローですが、作中で一番精神的成長、変化を遂げた人物だったようにも思えます。

全10巻の中での、パピヨンの活躍シーンが思い浮かんできて、熱い気持ちになれました。

2012年9月19日水曜日

魔人探偵脳噛ネウロ21巻…暗殺教室は前作のハードルが高すぎるのだと思う。

内容説明
両親と妹を殺した真犯人「シックス」に単身挑む笹塚! 「シックス」の部下達を次々と片付けるが、突然現れた石垣に後ろから刺されてしまう。そして、現場にたどりついた弥子の目の前で…!? 衝撃に次ぐ衝撃が弥子を襲う!!

 

なんとなく、魔人探偵脳噛ネウロの21巻を読んでいたけど、松井憂征先生は、前作のハードルがめちゃくちゃ高いことが分かった。最近のジャンプ作品では、主要キャラをしっかり「殺した」作品だと思った。

勿論、現在連載中の『暗殺教室』も面白くて、マンガのバランスや、エンターテイメント性の部分は、かなり、磨かれていると思う。

しかし、21巻という、既に培われた部分もあるが、心に訴えかけてくるモノが半端なくて、読んでいて、涙がボロボロと出てきた。

多分、ここ10年くらいのジャンプで、『悪』とか『悪意』を一番、描いたマンガなのじゃないかな。描きすぎて、多分、受け入れられない人もいると思うが…。おそらく、松井先生は、絵じゃなくて、ストーリーの方から、マンガ家を目指された人なんだと思う。

21巻で感じたのは、反吐が出るような絶対的な悪と、それにより弄ばれた命と、そして、それに贖えない弱い心による、やるせなさ…だろうか…。まだ、暗殺教室を読んでいて、泣いてないことを考えると、やはり、前作のハードルは高い。

良い意味で、前作の印象が薄くなる、3年ほど間をあけての連載というのは、上手だと思った。願わくば、暗殺教室も、松井先生が想定されている最長の形で連載がされて欲しいと思った。

後、ネウロを読んだことのない人は、マンガ喫茶などとかで、一気読みとかでも良いから、読んだ方が良いと思う。

2012年9月17日月曜日

兎人参化(とにんじんか)は亀仙人に間接的に殺害されていたと思ってましたが…。


森永製菓 カード ウェファーチョコ

 
DRAGON BALL 5 (ジャンプ・コミックス)

5巻まで読んでみて、武天老師(ジャッキー)が月を破壊したので、よく考えると、月に運び込まれた兎人参化は、死亡したのじゃないか!?と思いました。

これはブログのネタになるぅ!と思って、一応、Wikiを確認してみると…。

 

兎人参化(とにんじんか)
声 - 大竹宏
アニメでは「うさぎにんじんか」と言われている。ならず者集団として知られるウサギ団の親玉。2人の団員(声 - 二又一成、佐藤正治)を引き連れている。触った者を人参にしてしまう能力を持つ。悟空に敗れて如意棒で月に送られ2人の団員と餅を突いていた。その後に月が何度も破壊され、その後は宇宙空間を漂い続けているとされる[7]。ドラゴンボールの登場人物 – Wikipedia

 

…なんたる。よく考えたら、宇宙空間で活動できるのって、サイヤ人の特性だったと思うので、ウサギ団の3人は、実は、サイヤ人なのでは…!?

 

・・・などと、思ってみたい年頃でした。

2012年9月14日金曜日

ドラゴンボール2巻感想・ボール集めは2巻で完結!


DRAGON BALL 2 (ジャンプ・コミックス)
このコミックスは、私が持っているモノじゃあなくて、新装版の方です。最近、ジャンプの感想で『打ち切り』に関して書いていたのですが・・・。
まとめてみると『第2話までにストーリーの縦軸が立ち』、『全2巻くらいで終るくらいの展開の良さ』を出しながら『魅力的なキャラ』を出すことが、短期終了を回避する、もしくは、短期終了でも、完結するストーリー術なのじゃないかな?と思いました。
打ち切り考察・戦星のバルジ連載感想ジャンプ感想2012年41号2-4番外編ネタバレ注意!

 

ドラゴンボールも、見事に、この法則に入ってました。1話のページ数が、最近の作品より、ちょっと少ないので、2巻までの収録話数は多いのですが・・・。

なんと、2巻でボール集めは終了して、次の天下一武道会への修行の話に移っています。

もしも、不人気だったら、全2巻で、ボールを集めて終了だったのじゃないかな?と思いました。

鳥山明先生が、どれくらいストーリー計画を立てられていたのか?と言えば、バランス感覚だと思うのですが、よくよく考えると、第1話の段階で7つのうち、3つが揃う・・・というセンスは、すごいな、と思いました。

多分、同じようなストーリーを考えると、手元にゼロか、多くても、1個からストーリーを考える人が多いのじゃないか?と思いました。

ブルマが既に探していて、2個みつけているということで、説明を簡略化して、また、だからこそ、2巻以内に、収拾が終了するのじゃないか?と思いました。

その他には、1話1話の密度が高く、なるべくキャラの全身コマの中に入るようになっている、アクションは分かりやすさが重視されているなど、最近の、ジャンプマンガが見失いガチな、大切な要素が、入っている気がしました。

DBを読み進める中で、現在のジャンプに繋がっていく、変遷が見て取れるのじゃないか?そんな予感がしました。

2012年9月9日日曜日

若杉公徳・デトロイト・メタル・シティ 10巻・相川が根岸の曲を好きだったのは?


デトロイト・メタル・シティ 10

 

ついに最終巻まで読み直しました。全10巻とは、安心院なじみさんの言うベストな巻数ですね。

私は、最終シリーズは、サタニック・エンペラー編よりは、劣る…と思っていたのですが、読み返してみると、結構、熱かったです。

ただ、ギャクの部分とかが、器用になっている関係で、荒々しさに宿る、熱のようなモノが失われた感じが・・・。でも、新しい伝説の始まりのシーンは、かなりカッコ良かったです。私も、デストロイ&ビルドしたい。

 

シリーズの中で謎だったのは、相川さんや、佐治君とか、根岸本人のギターや曲を褒めてくれる人がいて、その理由の部分ですね。2人とも、雑誌編集者だったり、ミュージシャンだったりする訳ですが、かれらの好みがおかしいのか?はたまた、それなりに評価する人はいるのか???

その辺りが、ちょっとだけ謎のまま、終了しました。

全10巻で、何度読み返しても、面白いので、おすすめのマンガですね。ビックリするくらいに8巻の内容を忘れていたりしました。

2012年9月5日水曜日

ヨハネ・クラウザーⅠ世と対決!デトロイト・メタル・シティ6巻は若者と才能の話だと思う。


デトロイト・メタル・シティ 6

以下に引用する、クラウザーⅠ世との対決が、5巻から引き続く、メーンの6巻です。

北原 元気(きたはら げんき)=ヨハネ・クラウザーI世 (Johannes Krauser I) =死神G
かつてデスレコーズがブラック&デスレコーズだった頃に所属していたアーティスト。身長168cm、体重70kg、血液型B型。静岡県出身。 デトロイト・メタル・シティの登場人物 - Wikipedia

6巻最終話で強く感じるのは、「若者と才能」…ということでした。

アマゾンのレビューで、こういう意見はなかったのですが、DMCという作品は、「自分のやりたくないこと」だけど「才能」に溢れている若者の話だと思います。

やりたいことと、才能が合致していない、とも言えます。だから、主人公の根岸は、メタルの才能を、快く思ってないのですが…。

しかし、そこに存在していた、プライド、矜持…というのが、6巻の見所で、サタニック・エンペラー編に次ぐ盛り上がりだと思います。

毎日読んでいるジャンプマンガでは、才能溢れる主人公達が活躍してますが、「望んでないけど才能がある」という部分は、考えさせられる部分です。

人を魅了できる才能があることは、非常に羨ましいですが。

2012年9月1日土曜日

デスノート特別編(単行本未収録)ジャンプ2008年11号を読みました。


週刊少年ジャンプ 2008年 No11 2月25日号 (通�...

特別編

2008年に本誌11号にて、映画『L change the WorLd』の公開に伴い執筆された短編作品。単行本未収録。

キラ事件から3年後、再び原因不明の死者が続出する。だが以前と違うのは日本で死を望む高齢者が次々と死んでいくことであり、その影響で日本は長寿大国1位から6位へ転落していた。日本の捜査本部やニアはデスノートによる新たなキラの犯行であると断定する。
DEATH NOTE - Wikipedia

もう、すっかり、この読切のことを忘れていたのですが、調べ物のついでに、Wikiの引用部分を読みました。

そっこうで、ジャンプ部屋から該当ジャンプを取ってきて、読みました。面白かった。

今でも、年金問題とか、雇用問題を考えた時に、「爺、婆、氏ね」みたいなことを、2ちゃんぬるとか、HTBとか、ネットの過激界隈で出てきますが。

それをジャンプの中でやっちゃうのはすげぇなぁと思いました。

短編として、ピリっと聞いていて・・・中でも、リュークにとって、夜神月が過去の人間になっているのが印象的でした。名前を覚えてない。

作中で語られてないですが、Cキラは、『死神の眼』も持っているのでしょうなぁ。

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