2012年10月10日水曜日

早坂桜花・秋水(武装錬金4巻)との戦いは悲しく残酷でエグい。


武装錬金 4 (ジャンプ・コミックス)

 

3巻、4巻でメーンとなるのは、4巻の表紙にもなっている早坂姉弟です。多分、連載当時に物議を醸したと思われるあのシーンも入っております。残酷な死というのは、マンガの中にも出てきますが、舞台が現代社会なだけに、また、実際に、起こりうる問題なので、凄惨です。

スケット・ダンスの「スイッチ・オフ」シリーズとは、また違う、生々しい残酷さがありました。

また、ジャンプのマンガの中で人間同士が殺しあうのは、珍しい事じゃあないですが、早坂姉弟は、その生い立ちから考えて…感情を共感できる部分があるので、ガチで高校生同士が殺し合いをしているようなエグさがありました。

また、津村斗貴子さんは、それを凌駕する過去(マンガの中では詳しく語られませんでしたが)がある関係で、問答無用で「人間を殺そうとする様」や「仲間を戦闘不能にしようとする様」は、かなり、ヤバいです。

初版が出たのは、2004年ですが、この8年でマンガ表現はマイルドになったのかな?と思ったり。あくまで、週刊のジャンプの中ですが・・・。

しかし、4巻と続く5巻の中で、一般市民も巻き込まれていく展開となり、良い感じで『現実世界』が壊れてっている感じが良いですね。徐々に、「主人公が何を考えているか分からん!」というのが、減ってきました。

5巻がこのシリーズのピークであり、その後は『再殺編』と移って行き…このあたりから、『打ち切り』の気配が出てきたのだと思いますが・・・。続けて読み返してみて、どのように思うか、ちょっと楽しみです。

それでは、また、お会いしましょう。

2012年10月5日金曜日

怪盗セイント・テール(新装版もありマス)1巻で萌えの世界に突入した中学時代。


怪盗セイント・テール 1

こちらが最近読んだ1巻。


怪盗セイント・テール新装版(1)

便利なもので、最近は、新装版が出ているみたいです。収録内容的には、旧版が全7巻に対して、新装版は、全4巻らしいので、1.5倍強の収録数みたいですね。立川恵先生の読切作品が収録されているかは、気になりますが。

 

多分、別のブログでも書いているのですが、この作品は、中学、高校、大学の最初の方で、アニメ漬になっていく契機となった作品です。まぁ、世の中には、もっと沢山、アニメを観ている人もいますし、私は、エヴァを観なかった人間なのですが…。

セイント・テールのアニメの何話目かを偶然みてしまったのが、原因で、コミックスも買った流れですね。それまでは、少女漫画とか、少女漫画原作のアニメなんて観るかい!という気持ちだったのですが・・・。

この作品が『ラブコメ』にあたるかは、コメディー以外の要素もあるので、難しいのですが、今、読んでも、中学生の時に、胸がジリジリとなった感じが戻ってきます。それを『萌え』と表現しているのですが・・・現在、大量消費されている『萌え』とは、ちょっと違った感覚です。ある一面で、鋭く、そして、優しい部分もあります。ホルモンの分泌がよくなる感じでしょうか。

ジャンプ感想を書いていて、ハーレム展開のラブコメ作品に、ある一面で否定的で、ラブコメであっても、切なさや、もしくは、キャラクターの葛藤を求めているのも、この辺りにあるのかも知れません。

まぁ、ライバル的なキャラは出てきても、読む側としては、確定的に思えるのですが・・・。それでも、その関係の中で、悩んだり、ジリジリとヤキモチを焼いたり…などが好きでした。

1巻の内容的な部分に触れてないですが…。元々は、1巻分ぐらいの短期連載の予定だったらしですが(多分)、そこからアニメ化に到ったポテンシャルは素晴らしく、当初の予定では最終話であったろう4話は…とても、切なく、面白いです。アニメでも、かなり、面白い回だったと覚えております。

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