最終回の簡単な内容紹介、あらすじ。
メーズとゼラという二つの世界が対消滅の危機に瀕している平行世界が舞台。
鏡の中に別の世界を見てしまうというアリス症候群患者である東雲あずま(しののめあづま)は、チェシャ鬼というゼラの使者の誘導の下、世界鬼というゼラの住人との戦いを強いられてしまう。世界鬼を殺すと自分の愛するものが死んでしまうという極限状態の中、あずまたち日本チームは第五夜までを戦い抜いた。
チェシャ鬼救出作戦である五.五夜を大蔵の死によって乗り越えた東雲あずまたちは第六夜にてメーズの王と対峙する。
アリスたちが次々と倒れていく中、覚醒したあずまはひかりの攻撃「はんよーしばくだん」によって犠牲を出すことなく王を撃退する。
好きだった登場人物、キャラクターに関して。
世界鬼の中で好きなキャラクターは足立輝です。
第一夜から瀕死の重傷を負い続ける不憫なキャラクターですが、チームの中で唯一、あずまのことを思いやり最後まであずまとともに戦った勇敢なキャラクターでもあります。
瀕死の重傷を負うこと8回、その辛い思いを乗り越えて、ラスボスであるメーズの王に一矢報いた瞬間は思わずガッツポーズをしてしまいました。
自らの予備タンクとして亡くなったお母さまへの後悔も乗り越えて、立派な姿を見せ続けてくれるキャラクターでもあります。
最終回を読んで(見て)思ったこと、感じたこと、考えたことなど感想。
第一夜から第五夜までさまざまな狂気と絶望を経験した主人公・東雲あずま(しののめあずま)が第六夜で自分なりのひかりを見つけ、予備タンクの代償を支払うことなく王と決着をつけたシーンが印象的です。
第五夜まで敵を殺すことしか考えてこなかったあずまが、前夜での大蔵の死を受けて、ひかりを探すきっかけを得たことは結末へと展開させる重要なセッションになったのではないかと思います。
「全部、私が救う。」と言い放ったあずまの表情は、単行本1巻~10巻では考えられないほど輝いていました。
物語上では、あずまがセキセイインコのセキとともに対世界であるメーズを破壊するために旅立つシーンで終わり、5年後の仲間たちとの再会のシーンで終わっていますが、最終11巻の表紙裏で世界鬼と化したあずまがメーズへと進行するシーンが書かれています。
常に狂気と絶望で書かれていた世界鬼ですが、最後の主人公たちの救済のされ方は納得のいくラストでした。
2019年1月12日土曜日
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