2019年1月5日土曜日

がんばれ元気「関拳児との統一王者戦を迎えた主人公の堀口元気」【最終回の感想ネタバレ注意!あらすじ】。 #COMIC

最終回の簡単な内容紹介、あらすじ。

因縁のライバルであり、目標としていた関拳児との統一王者戦を迎えた主人公の堀口元気。
そこにヒロインでもある芦川先生との恋愛葛藤も混じり、苦悩する元気。失意のままリングに上がる元気は、山ごもりで野生化し、スマートなボクシングスタイルを捨てた関拳児の前になすすべもなく、防戦一方だった。その元気を救ったのはやはり必殺の「アッパーストレート」だった。幼少の頃から何度となく窮地を救ってくれたパンチがまたしても炸裂。それでも立ち上がる関。敗北を悟り、そしてどこか、無敵のチャンピオンの座から自由にさせて欲しいと懇願しているような関に、ふたたびのアッパーカット。統一王者となった元気は早すぎる引退を決意する。この予想外の幕切れに沸く会場を空港のロビーのテレビで見る芦川先生。なにもかもが予想外だった。そして元気は祖父母の元へ帰っていく。いつもの「ホッ、ホッ、ホッ」の掛け声とともに。
この窮地に立たされてからの「アッパーカット」って、わかっているのだけれど、ゾクゾクするんです。スカッとするっていうのではないのだけど、なんだか晴れ晴れとした気持ちになったな。
好きだった登場人物、キャラクターに関して。

やはり堀口元気。そして関拳児。特に関拳児はそれまでのクールな立ち振舞から、芦川先生の出現によって、「生」な雰囲気がよく描けていた。
そして最後の最後にでてくる祖父母である田沼樹三郎と田沼愛子。愛してやまない元気の「世界チャンピオン」になるというワガママをつらい気持ちを押し殺しながら許し、常に陰ながら見守ってきた。登場シーンは少ないが元気が帰ってくる喜びは、こちらにも十二分に伝わった。
最終回を読んで(見て)思ったこと、感じたこと、考えたことなど感想。

少しあっけなかったかな、って思う反面、このままダラダラと続くより統一世界チャンピオンになり、あの若さで引退を決意した元気の生き方が清々しく、良いですね。自分も恋愛に葛藤していた時期だったから、芦川先生との恋愛における元気の葛藤ぶりは、読んでいて妙に胸が苦しくなるような、切なくなるようなそんな気持ちでした。特に芦川先生が空港から元気の世界チャンピオンになったシーンを見て去っていくところ、今これを書きながらまた思い出して切なくなってきました。

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