1月6日放送 ドラマ『天才バカボン』
日本のギャグ漫画の金字塔である『天才バカボン』(赤塚不二夫先生原作)の実写ドラマ化第2弾です。原作漫画や過去に数度のアニメ化もされている作品で、個人的には大好きな作品なんですが、正直、あのメチャクチャなギャグテイストは実写ドラマ化は無理じゃないか?と感じますね。
実際に見てみると、役柄的に合っている感じがするのはママの松下奈緒さんだけだし、ギャグテイストは漫画にはるかに及びません。
但し、悪い点ばかりでもなく、ギャグテイストは薄まっているものの、『天才バカボン』という作品を面白いだけで見ているとうっかり見落としてしまう家族の絆のようなモノが実写になった事で強く打ち出されていたし、ハマっているか?と聞かれて微妙に首を捻ってしまうくりぃむしちゅーの上田さんが演じるバカボンのパパ、おかずクラブのオカリナさんが演じるバカボンもそれなりに公演だったと思います。
ひょっとしたら、実写になった事で漫画やアニメでは出難い部分が出たのかも知れませんね。
また、物語云々よりも1970年代の漫画のテイストに現代の道具を持ち込んでいたりする事で多少チグハグながらも時代の流れを感じましたし、登場キャラクターが素朴な雰囲気を醸し出しているので新しい時代に古きを残すような和やかなムードはドロドロとした恋愛や不倫なんかを題材にしたドラマのン百倍良かったと思います。
連続ドラマではなく、年1回ぐらいのSPドラマで作られる分には続いて欲しいですね(笑)