2016年6月6日月曜日

感想・書評「美丘:石田衣良」ネタバレ注意・ドラマでは吉高由里子さんが演じていました(レビュー)。 #読書

美丘(石田衣良)テレビ化されたので、小説を読んでみた。 


「美丘」は以前、テレビでドラマ化されていたので知っていました。小説の中に出てくる美丘は大学2年生です。小柄で自由奔放な美丘は、ドラマでは吉高由里子さんが演じていました。彼女はプライベートでは思ったことをすぐに口にするそうなので、小説の中の美丘とイメージがダブります。最近のドラマは原作があって、ドラマ化してしまうと原作のイメージと違う役者が演じ、原作のイメージをこわすこともしばしばあります。この美丘に限っては、吉高さんが演じて良かったと思いました。よくこの小説のイメージに合う女性がいたなあと感心するほどです。「美丘」というネーミングは作者自身、若いころ本当に憧れていた女性の名前が美丘さんだったそうです。いちご農家の娘さんだったらしいですが、本人に「小説の主人公の名前に使いたい。」と伝えたら見事に承諾してくれたそうです。小説になるまでのエピソードは明るいものですが、小説の内容はものでした。大学のベランダから飛び降りようとした美丘を同級生の太一が止め、そこから二人は交際することになる。太一はそれまで好きな人がいて付き合っていたが、美丘の出現により、美丘と付き合うことになる。二人の幸せはそれほど長く続かなくて、子供の時に手術したことがもとで、ヤコブ病が発症してしまう。ヤコブ病は脳に異常がきたす病気で、色々な記憶が失われていく。美丘と太一のやり取りが主軸になってストーリーが展開する内容でしたが、若くして死に直面する物語はいたたまれないものがありました。

美丘 (角川文庫)

ありがとう寄稿。

この患者さんと状態に関しては「完全内臓逆位」という状況にもなってくるのです。この中でオペをするのか見物になってくるものです。
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