2016年6月11日土曜日

長閑の庭(アキヤマ香)1~3巻/感想ネタバレ注意!あらすじ・還暦を過ぎた64歳の榊教授と24歳の女子大生・元子の恋愛なのか嗜好なのかを巡る年の差モノ…。 #COMIC

その気持ちは恋か嗜好か。長閑の庭(アキヤマ香・著)1~3巻


還暦を過ぎた64歳の榊教授と24歳の女子大生・元子の恋愛なのか嗜好なのかを巡る年の差モノ、と聞いてにわかに興味が出て3巻まで読んでみました。
年の差モノは数あれど、40歳差というのは(現実でも漫画でも)中々目にしないものだと思います。
昨今は枯れ専と呼ばれる女子が増えているようですが、主人公の元子は元々そうした嗜好があったわけでもないので枯れ専とも違う上に恋愛には縁がなかった女の子。
一方の榊教授は一度離婚経験もある酸いも甘いも知っている大人の男性――と言うよりは既に男性としては枯れかけているようなもの静かなインテリ肌の男性。
元子もドイツ語で黒を意味するシュバルツと呼ばれていますが、大人しく引っ込み思案な性格のせいで色々と誤解されている難儀な子。彼女が他の人に見せられなかった部分を榊教授は気付き、そっとフォローするような場面も。
うっかり教授に告白してしまう元子ではあったものの、榊教授は「恋ではなく嗜好では」とうまくかわしてしまう。
読み進めていく内に元子が恋をして変化していく様子や、まるでそのようなことに興味はないように見えた榊教授が自分が老いていることに対し劣等感のようなものを抱いているのが見え隠れする場面もあり、表面だけでは判断できない面白さが随所にあって読み応えがありました。
連載が隔月なので発刊ペースが遅いのがネックですが毎巻引きが気になるところで終わっているのもニクイところ。続きが楽しみです。

ありがとう寄稿。

今から30年程前の話ですが、当時は加工食品も少なく、高齢者向けの昼食を多い時で20食、母一人で調理・配膳・後片づけをしていました。決められた予算と時間でこなすには一人では大変そうで、お手伝いを始めました。一回500円で、野菜を切ったり、お米をといだり、家のお手伝いとは違い量が多くてびっくりしました。
中学生がお金を稼ぐ方法「調理師の母のお手伝い、土日の調理場雑用」一回500円で、野菜を切ったり、お米をといだり、家のお手伝いとは違い量が多くてびっくり(小遣い稼ぎ)。 - ナカノ実験室

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