よるくも1巻:漆原ミチ:身分制度のある世界で、身分違いの二人の出会いが悲劇の始まりになってしまいます
この漫画の世界は上、中、下、厳格な身分制度があります。主人公・高岡キヨコは、中階級に属する貧しい人たちが暮らしている「畑」で旨い安メシを出す人気店・高岡飯店の看板娘です。
いつも常連客相手にウマメシ一筋に料理の腕を振るっていました。
キヨコは店の常連・中田に頼まれ、小辰(こたつ)という若者の朝晩のメシの世話をすることになります。
私はこの小辰が結構好きです。
小辰は非常に純粋で物事を知らないまるで子供がそのまま大きくなったようか青年です。
実際その通りで、物事の成り立ちや善悪を教えられないまま成長し、人(中田)に命じられた通りに人を殺す殺し屋になりました。
小辰は最下層の身分「森」で、親に売られた使い捨ての子供だったのです。
キヨコは小辰が殺し屋だとは知らずに、他の人とは違う小辰に興味を持ち、好意を持つようになります。
けれど、それはこの身分がものをいう世界では許されないことで、悲劇のきっかけになってしまいます。
この漫画の登場人物は皆揃ってまともでないキャラばかりです。
キヨコも小辰も変なところがありますが、でも、二人とも良い子です。
幸せになってもらいたいと思うのですが、先に待つのは悲劇っぽくて、二人がどうなってしまうのかとても気になる漫画です。
ありがとう寄稿。
この徒この時の画面は、吹きすさぶ嵐の中で賢明に手を振るサリーが描かれていました。
今までの子供ぽいストーリーの中で、一番シリアスに描かれていたと思います。
魔法使いサリー/最終回・結末感想ネタバレ注意!あらすじ・小学校が火事になってしまいます…。 #漫画 - ジャンプ部屋ブログ