罪と罰一巻:落合尚之:ドストエフスキーの名作を原案とした現代版罪と罰!弥勒のこの先が気になります。
私が最近購入した青年コミックををご紹介します。この漫画の主人公・裁弥勒(たち・みろく)は自尊心だけは強い引きこもりの大学生です。
弥勒は、故郷で母親と共に暮らしている姉からの仕送りで生活していました。
弥勒はバイトにも大学にも行かず、アパートにこもってある女子高生の殺害計画をたてます。
ターゲットは女子高生援助交際グループのリーダー・ヒカルです。
ヒカルが同じグループの女子高生達に無理矢理援交をさせて稼いだ金は暴力団にも流れていました。
弥勒はヒカルを殺し、この金を奪うことを目的としていました。
金を奪いその金で、自分が不甲斐ないために(弥勒はそう考えていました)成金と結婚しようとしている姉を救い、自分の自尊心のために守ろうと言うのです。
ざっくり説明しただけでもわかるように、最初の時点から弥勒はかなり崩壊している人間です。
そもそも、成金と結婚することを選んだのは姉ですし、そこに弥勒が口を出す筋合いはありません。
確かにヒカルは社会の害虫ですが、それを殺して自分の自尊心を守ろうとするのが正義ではないことに弥勒は気づいていません。
そんな弥勒が人を殺し、この先どうなっていくのか、自分の矛盾に気がつくことはあるのか、また自分が正義ではないと気づいた後、どうするのか、先が気になる漫画でした。
ありがとう寄稿。
なぜ4人の父親が存在することになったかというと、由紀夫の母親が、当時それぞれ4人と付き合っており、由紀夫ができた際に誰の子どもかわからなかったため、なりゆきで4人の交際相手と一緒に暮らすことになったという。
主人公には4人の父親がいる。ギャンブル好きの「鷹(たか)」、女好きの「葵(あおい)」、中学校の先生「勲(いさお)」、いつも冷静で的確な「悟(さとる)」のそれぞれ個性の違う4人感想・書評「オー!ファーザー・伊坂幸太郎」ネタバレ注意(レビュー)。 #読書 - みんなの芸能ブログ。