最終回の簡単な内容紹介、あらすじ。
大雪の積もる道を拾った財布を幼馴染の少女アロアの家へ届け、老齢の犬パトラッシュを託して一人吹雪の中を歩きだす赤貧の少年ネロ。あてどなく歩くうち教会に辿り着き、お金がなくて見れなかった絵を思いがけなく目にし、神に感謝しながら見つめる。
そこへネロを探してアロアの家を飛び出してきたパトラッシュがやっとネロを見つけ、ふたりは抱きあう。
ネロは「疲れたねえ・・眠いね・・絵が見れて良かった」と冷たい教会の床で命を終え、その傍らに寄り添い、パトラッシュもまた目を閉じるのだった。
薄倖だが悪いことひとつせず生き抜いたふたりを、天使たちが天国へ迎えに来て、ふたりは楽しく天へ昇ってゆくのでした。
好きだった登場人物、キャラクターに関して。
私はネロのおじいさんが好きだった。とても貧乏で体も弱く、その状況で孫のネロを残して逝くのは辛すぎる人生だ。それでも彼は虐待されていた犬のパトラッシュを買い取る金を作った。貧しくても弱い者を慈しむその心の気高さが凄い。
彼は最期まで頑張ったが彼の死後ネロもまた彼のいる天国へ急いで呼ばれてしまう結果になった。
過酷な貧乏状況、迫りくる飢餓状態。隣人もまた貧しく頼れば力は貸してくれるが共倒れになるかもしれない。
その中でできる限り生きて、できることをした。最期は粛々とあの世へ旅立つ。いかに悲しくとも。
孫のネロが陥る事態を予測しなかった訳はない。最愛の孫を貧苦の中にひとり置いて逝かなければならない彼の悲しみを思うと、つらい。
最終回を読んで(見て)思ったこと、感じたこと、考えたことなど感想。
こころ正しく生きていても貧しかったら死んでしまう。子供のころはその事が恐怖で、ただ可哀そうというのではなく、しばらく精神的に不安定でした。一方できちんと生きていけば天使が迎えにきてくれて、大好きな人(この場合は犬でしたが)と天国へ行けるという幸せなおわりかたもいいのかなあと涙ながらに思いました。
子供向けのアニメにしては因業な大人たちの意地悪な面がきっちり描かれてネロ一家との対比がおそろしいほど描かれた上で、貧しく尊い心の持ち主は死んで天国へいくのです。
この世の無情、その中での貧者の幸福についてこれほど重い最終回は昭和アニメの金字塔でしょう。いまだに心にのこる名作です。
思い返すたび、ああ、どうか天国でネロとパトラッシュとおじいさんが幸せに暮らしてますようにと祈らずにはいられません。
ありがとう寄稿。
出演者はよゐこの濱口優(はまぐちまさる).有野晋哉(ありのしんや)と、森泉(もりいずみ).長谷川潤(はせがわじゅん)の4人です。よゐこチームとモデルチームに分かれて、どちらの無人島生活が良いか決める番組です。無人島で2泊3日過ごし、その場で取れた食材を使って生活をしていき、家も実際に漂流物を使って組み立てていきます。
いきなり黄金伝説〜無人島0円生活2016年9月4日/テレビ感想&あらすじネタバレ注意・出演者はよゐこの濱口優、有野晋哉、森泉、長谷川潤の4人。 #TV | 安心の在宅ワーク!稼ぐ人の口コミ・ブログライティング。