3月8日
芥川賞直木賞受賞者の3人がそろって登場し、今回は主に芥川賞受賞の若竹千佐子さんにスポットを当てた回でした。「おらおらでひとりいぐも」は、岩手弁になじみのない人には難解に映りますよね。稲垣さんが朗読に挑戦して、しどろもどろになっていたのが微笑ましかったです。夫に先立たれ途方に暮れる主人公が若竹さんに重なり、そして未来の自分にも重なるように思えてなりません。
脳内で複数人が会議しているような状態を物語で表現している作品はこれまでにもいくつか読みましたが、面白い手法だなぁと思います。それがレ・ミゼラブルのミュージカルがヒントになったというエピソードは、とても興味深かったです。確かにミュージカル的ですね。レ・ミゼラブルも見てみたくなりました。