2016年1月27日水曜日

感想・書評「山崎豊子:沈まぬ太陽」ネタバレ注意・主人公恩地元と、その友人でライバルで最後は敵役のようになった行天四郎との生き方が(レビュー)。 #読書

山崎豊子 沈まぬ太陽 企業に自浄作用はあるのか。

話題になったのは結構前ですが、何度も読み返してしまいます。主人公恩地元と、その友人でライバルで最後は敵役のようになった行天四郎との生き方が考えさせられる本です。日航ジャンボの事故の部分は、どこまでが創作でどこが事実なのか、図書館で古い新聞と照らして読んだこともあります。事故後の描写の筆者の筆力が強くて、情景が目に浮かんできました。筆者の怒りゆえなのか、小説家としての問題提起だったのか。全5巻ですが、引き込まれるように読んでしまいました。あっという間に読んでしまったことにびっくり。そして主人公にはモデルがいるいうことを、初めて読んだ時から、随分経って2度目のびっくりでした。(モデルとなった小倉貫太郎氏もいくつか本を出版されています。)恩地のようにはなかなか生きることはできないけれど、企業の病巣も深くてひど過ぎて、行天も男の嫉妬で舵を切ったが、本当のところはどのような心境なのかと何度も思ってしまいました。この本を読んでから、大きな企業の派閥や、組合のあり方など意識をするようになりました。

ありがとう寄稿。

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