京都が大好きになりました。この作品は先輩と黒髪の乙女という大学生の男女のポップでキュートな恋愛青春小説なのですが舞台が京都なんです。作中には京都に実在するお店や地名が多数登場し、京都に行ってみたくなりました。
京都といえばお寺や神社を思い浮かべますが、この作品では先斗町(ぽんとちょう)という京都の鴨川沿いに実在する路地も登場するのですが、そこ雰囲気がもう最高で是非とも言ってみたいです。
作中の描写が秀逸で、黒髪の乙女が物語中に飲むお酒はよだれが出るほど美味しそうに思えます。文体も森見登美彦(もりみとみひこ)さんらしく、小刻みでテンポのいいものになっているので凄く読みやすいです。普段小説をあまり読まないという人にもおすすめですよ。
黒髪の乙女が物語中にする、あるパンチがあるんですが、これがかわいい。この女性は女の子らしく本当に魅力的なキャラクターで大好きになってしまいました。京都に行くことがあれば作中に出てきた場所に行ってみたいですね。
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