わたしが今回、読んだ本は最近ノーベル文学賞も取った日系イギリス人、カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」です。最初はノーベル文学賞を取ったというこおでただのミーハー魂でこの本を購入したのですが、読んだあとに感動しすぎて、その足でツタヤに行きこの作品の実写映画も借りてしまったほどです。この小説は、キャシーという主人公の一人称語りで物語が進んでいくのですが、キャシー目線の悲しさや、生まれた瞬間に決まった人生を歩むことになる虚無感を感じながら一生懸命生きていっている様がとても胸を打ちます。この小説は、「青春」そのものを表しているようにわたしは思います。なぜなら、恋愛、友人関係、誰にでも思い当たるふしがある幼少期の思い出、全てをこの小説は網羅し自分たちが大人になるにつれ、忘れてしまった思いというのが上手く表現できていると思います。このカズオ・イシグロの作品は、主にこの甘酸っぱさやもやもやした感じを得意としていると思います。ぜひ、昔の感情を思い出したい方には読むことをおすすめします。
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