6月19日。死という重いテーマを、明るく描いているところに救いを感じました。織田裕二さんと吉田羊さんが夫婦役というのは、少し意外にも思えますがお似合いですね。
末期がんで余命わずかという現実を突きつけられた夫の修治が、残された時間で妻の再婚相手を探そうと思いつくとは、なんて突拍子もないのでしょう。でも修治の職業が放送作家だと言われると、なんだか妙に納得してしまいます。劇中で繰り返し出てきた「楽しいに変換する」というセリフがとても印象的でした。そんな心持ちで日々を過ごせれば、人生もぐっと楽しいものになるのかもしれません。
最後は少しきれいにまとまりすぎているようにも思いましたが、見終えたあとは清々しい気分になれました。高島礼子さんの演技も、とてもいい味を出していて素晴らしかったです。
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